【報告】橋本周子先生追悼演奏会(3/23)
3月23日のミサは、故橋本周子先生の追悼ミサを捧げました。
同日午後3時から、前聖グレゴリオの家理事長・所長、ヴェロニカ橋本周子先生が昨年3月25日に帰天してから1年になることを記念し、追悼演奏会を満員のお客様のもとで開催しました。
橋本先生が、これまでの歩みの中で「みことばのひびきを探し求め」て典礼の中で、いかに霊的な音楽づくりを目指してきたか。準備を始めてからこの一年近く、聖歌隊とファボリート、これまで聖堂で執り行われてきたミサでの奏楽を支えてきたオルガニストが、長年の橋本先生への感謝の念、そして追悼、さらにこれから先への確信を込めた演奏会となりました。
12月中旬よりご案内したこの演奏会は、おかげさまで前売の段階で売り切れとなりました。
その後も当日券の販売について数々のお問い合わせをいただきました。しかしながら、聖堂の収容人数の都合上お断りせざるを得ませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。
西脇 純理事長の挨拶
本日は、ヴェロニカ橋本周子先生の追悼演奏会にお越しくださり、誠にありがとうございます。
橋本先生は、昨年、聖グレゴリオの家が45周年を迎えた年の3月25日に天に召されました。かの日は、奇しくも典礼暦の「神のお告げ」の祭日に当たる日でした。聖書には、ナザレのおとめマリアに受胎告知をした天使ガブリエルに答えて、マリアは「fiat 仰せのごとくこの身になりますように」と答えたと記されています。聖グレゴリオの家と共にあった橋本先生の45年の年月も、きっと、先生の日々の「fiat 仰せのままに」の精神に満ちていたように思われます。
今日の演奏会は、橋本先生が丹精を込めて育ててこられた聖歌隊と、先生の薫陶を受けた音楽家の皆さんにより、先生の愛した音楽を演奏してくださいます。
天の特等席では、橋本先生、ゲレオン神父様、橋本裕臣先生、先月、天に召された宮本絢子(あやこ)先生が演奏を心待ちにしていてくださることでしょう。どうぞ皆様も、橋本先生との数々の思い出を胸に、先生の求め続けられた「みことばのひびき」を味わっていただければ幸いです。そして、聖グレゴリオの家のこれからの歩みのためにも「fiat 仰せのままに」とお祈りくださいますようにお願いして、挨拶に代えさせていただきます。
~みことばのひびきを探し求めて~
《第1部》
◆オルガン(ジャン=フィリップ・メルカールト)
Girolamo Frescobaldi (1583-1643)
Il primo libro di Capricci より“Capriccio Quarta, sopra La,sol, fa,re,mi”
◆グレゴリオ聖歌(四旬節第4主日) 聖歌隊
Introitus: Laetare Ierusalem 神の民よ喜べ
Graduale: Laetatus sum in his que dicta sunt mihi 私の心は喜びにはずんだ
Tractus: Qui confidunt in Domino 主により頼む人は
Offertorium: Laudate Dominum 主を賛美せよ
Communio: Ierusalem,quae aedificatur ut cibitas しげく連なる町エルサレム
◆ファヴォリート合唱
Giovanni Pierluigi da Palestrina(c.1525-1594): Justitiae Domini rectae
Giammateo Asola(c. 1532-1609): O vos omnes
William Byrd(c.1540-1623): Ave verum corpus
Orlande de Lassus(1532-1594): In pace
Xabier Sarasola(1960-): Jubilate Deo
Maurice Duruflé(1902-1986): Ubi caritas
《第2部》
◆オルガン(メルカールト)
Girolamo Frescobaldi(1583-1643)
Il second Libro di Toccateより“Quinta Toccata sopra i pedali per l’organo e senza”
◆聖歌隊・ファヴォリート合唱
Tomás Luis de Victoria(1548-1611)
Lamentationes Ieremiae
Vexilla Regis
◆オルガンとグレゴリオ聖歌の交互唱
Te Deum
全ての演奏を終えた後、グレゴリオ聖歌「サルヴェ・レジーナ」Cantus Gregorianus/Salve Regina を会場に来た方々全員で歌い、演奏会を締めくくりました。
出演:
グレゴリオ聖歌・合唱:カペラ・グレゴリアーナ 聖グレゴリオの家聖歌隊、ファボリート
Chorus: Cappella Gregoriana
オルガン:ジャン・フィリップ・メルカールト
Organ: Jean-Philippe Merckaert