【お知らせ】古楽合奏教室生徒演奏会 3/17(日)15時より
古楽合奏教室の生徒演奏会を3月17日(日)15時から聖グレゴリオの家聖堂で開催します。入場無料です。
主なプログラムは次の通りです。
◆アンサンブルクラス
【フランス】
・Louis-Antoine Dornel(1680~1757) Sonates en Trio SonameⅡ La Triomphante Ré majeur Op.3
『トリオ・ソナタ』より ソナタ2番 勝利 ニ長調
Gai Allemande(Vivement) Sarabande Gavotte Gigue
【ドイツ】
Georg Philipp Telemann(1681~1767) Essercizii musici Trio Sonata a-moll TWV42;a4
『音楽の練習帳』よりトリオソナタ イ短調
Largo Vivace affettuoso Allegro 他 イタリア、フランスの作品
◆チェンバロ・クラス
・Johann Sebastian Bach (1683~1759) Goldberg-Valiationen(BWV 988)
『ゴールドベルク変奏曲』より抜粋
・John Bull (1563~1628) “Good-Night”
『お休みなさい』
【古楽合奏教室についてのご案内】
[講師]
小田切 弘美 (合奏)
東京藝術大学音楽学部別科古楽科修了。ヴァイオリンを澤和樹氏他に師事。バロックヴァイオリンを荒木優子、若松夏美の各氏に師事。現在は様々なアンサンブル、オーケストラの演奏会に出演している。
坂 由理(チェンバロ)
東京芸術大学作曲科卒業。古楽研究会にてチェンバロおよび通奏低音の研鑽を積む。
作曲を石桁真禮生、チェンバロを鍋島元子の各氏に師事。
作品として、チェンバロのための「プレリュード」(2004年、アメリカの「アリエノール作曲賞」佳作)など。東京音楽大学民族音楽研究所講師。
[教育方針]
■古い音楽を表現する場合、その時代にあった最も自然でシンプルな演奏を目指し、作品の本質に近づく努力が必要です。このために古楽演奏を研究する以前に音楽家としての演奏および表現の基本を個々のレッスンを通じ十分に習得します。
■音楽作品の演奏は多くの楽器奏者または歌手達との共同の創造です。古楽科ではアンサンブルの授業に最も重点を置き、各奏者が様々な編成の合奏を通じ、各時代や国によって異なる様式を学ぶとともに、演奏者同士心を合わせ響きの理想を追求し、作曲者の意図を現代に蘇らせる合奏技術を学びます。
■音楽の解釈には絶対唯一のものはありません。奏者が各自、心に触れたアフェクトや解釈を素直に表現することが重要です。演奏する機会を多く持つことにより、古楽奏者としてのオリジナリティーとアイデンティティーを確立します。
[古楽教室の特徴・特典]
1. 音楽院のチェンバロ、オルガン、及び他の楽器を 使用し 、ホール、音楽室での合同練習を行う ことができる。
2. 生徒は年数回聖堂ホールでの演奏の機会をもつ。
3. 充実した資料室を利用することができる。
[教室案内]
●チェンバロクラス
16世紀から17世紀半ばまで、多くの作曲家が数々の作品を書き残しました。このクラスでは、当時の名器をモデルにした楽器を弾きながら、作曲家の意図した音楽を探っていきます。また、アンサンブルにおいてチェンバロは通奏低楽器とて欠かすことができず、奏者は音楽の方向づけをするだけでなく、閃きに満ちた即興性も求められてます。その面白さに惹かれる方々のために通奏低音奏法を基礎から指導致します。
●合奏クラス
古楽のアンサンブルでは、演奏する曲の分野や楽器編成によって、その作品の様式に合った響きを得るため合奏技術の細かい注意と作品に対する十分な検討、配慮が必要です。音楽院の豊富な楽譜や資料、恵まれた音楽環境と施設はこのための理想的な合奏練習の場となります。レッスンは隔週2時間ごとに希望に沿うようグループ編成を行います。
[入学要項]
◆入学時期・・・【合奏クラス】1・4・9月【チェンバロクラス】随時
◆入学資格・・・年齢・性別は問いません。場合によりオーディションを行うこともあります。
◆日時・・・・・【合奏クラス】隔週土曜日16:00~/18:00~ 2時間【チェンバロクラス】原則金曜日
◆受講料・・・・事務室にお問合せください。
※講師と面接のうえ、調整していただきます。