【報告】オルガンに親しむ一日④(2/11)
今回の「オルガンに親しむ一日④」は、「北ドイツオルガン楽派」を取り上げその時代の楽器と作曲家について深く学ぶ機会となりました。

午前の部は、三橋利行講師(高エネルギー加速研究機構)が長年研究を重ね、かつ現地に赴き各地の教会に設置されたオルガンを実際に視察した写真などをふまえながら、「北ドイツオルガン楽派の楽器」の歴史や特徴などについて、スライドを交えながら解説してくださいました。

午後の部は、椎名雄一郎講師(東北学院大学教授)が、北ドイツオルガン楽派に名を連ねる数多くの作曲家の系譜や、さらに実演を加えながらそれぞれの作品の特徴などを解説しました。J. S. バッハがリューベックまで足を延ばしてブクステフーデの音楽を耳にしたことが彼にどんな影響をもたらしたのか、当時のヨーロッパ各地から影響を与えてきた音楽的な特徴、出版事情や写譜の環境、さらに教会オルガニストの報酬はどんな状況だったのかなど、話題は尽きませんでした。

最後に、北ドイツオルガン楽派を代表する作曲家であるD.ブクステフーデのコラール作品2曲について、演奏に対して椎名講師がアドバイスする形で公開レッスンを実施しました。
今回も昼休みの時間には3台設置されている練習用オルガンを10分間試奏できる機会を設けました。珍しく朝から小雨の降る寒い一日でしたが、全国各地から約50名が参加しました。
10:10~12:10 「北ドイツオルガン楽派の楽器について」
講師:三橋利行(高エネルギー加速研究機構)
13:30~15:10 「北ドイツオルガン楽派の音楽」
講師:椎名雄一郎(東北学院大学教授)
15:40~16:40 ブクステフーデのオルガンコラール作品による公開レッスン
①”Nun bitten wir den Heiligen Geist” Buxwv208
②”Puer Natus in Bethlehem” Buxwv217


