【報告】橋本周子先生追悼演奏会 Te Deum開催(3/22)

2024年3月25日に帰天された橋本周子先生を偲び、古楽科合奏クラス(指導:小田切弘美先生)が2年前から準備した追悼演奏会。

この演奏会は、カペラ・グレゴリアーナとともに3月22日(日)に開催しました。


橋本周子先生のご帰天から2年目を迎える節目にあたり、3月22日(日)に追悼演奏会を行いました。

思い返すと、古楽科合奏クラスが追悼演奏会のお話を賜りました当時は思い描くこともなかった二つの特別な実りに恵まれました。

第一に、橋本先生がご愛蔵されていたウィリアム・ダウド製作のチェンバロの響きをみなさまにお披露目できましたことです。さらに、この素晴らしい名器とユルゲン・アーレント製作のポジティフ・オルガンが共に響き合う瞬間は、合奏クラスならではの得難い機会であり感慨深いものでした。

第二に、橋本先生が生前から強く望まれていましたカペラ・グレゴリアーナ(聖歌隊・ファヴォリート)と古楽科合奏クラスとの共演が実現したことです。聖歌隊、ファヴォリート、合奏クラスそして事務と総力を結集し作り上げた演奏会は私たちにとっても特別な時間となりました。

第2部の終曲には昨年のカペラ・グレゴリアーナの追悼演奏会にて奏でられた《テ・デウム》を受継ぎ、シャルパンティエ作曲の《テ・デウム》を演奏いたしました。橋本先生への感謝と敬意の気持ちを言葉に託し聖堂を満たしたこの響きが先生にも届いていることを願いつつ、ここに謹んでご報告申し上げます。

記:小田切弘美(2026.3.26)


演奏曲目・出演:

<第1部>

・M. マレ トリオ組曲第2番

・F.クープラン トリオ・ソナタ「少女」

・L-N. クレランボー ソナタ「至福」

演奏:古楽合奏クラス

<第2部>

・M-A. シャルパンティエ「テ・デウム」H.147

・ルポゾワールのためのサンフォニーH.515 ほか

演奏:カペラ・グレゴリアーナ 聖グレゴリオの家聖歌隊有志 ファボリート、古楽合奏クラス

 


橋本周子先生追悼演奏会開催にあたり、古楽科合奏クラスの講師小田切弘美先生がメッセージを寄せてくださっていました。


先生が帰天されてより、早くも二度目の春を迎えようとしております。

橋本先生は、古楽科合奏クラスの講師に私が就任する際、クラスが存続できるよう多大なるご尽力をくださいました。また折に触れて発表会へお越しくださり、常に温かいまなざしで私たちを見守り励ましてくださいました。なかでもシャルパンティエの演奏を心からお喜びくださったこと、そしてそのご縁から他講座との共演の機会をいただいたことは、今も鮮やかな記憶として胸に刻まれております。

その感謝の想いを音楽に託し、本日はシャルパンティエの《ルポゾワール》および《テ・デウム》を演奏いたします。特に《テ・デウム》は、昨年カペラ・グレゴリアーナによる追悼演奏会にて奏でられた作品を受け継ぐものです。祈りと賛美の響きが、先生への尽きせぬ敬慕と感謝を伝えるものとなれば幸いに存じます。

そして何より、橋本先生が生前強く願っておられた聖歌隊と合奏クラスの共演が、カペラ・グレゴリアーナ(聖歌隊・ファヴォリート)の皆さまのご協力により実現します。

この演奏会には、橋本先生が愛蔵されていたウィリアム・ダウドのチェンバロと、ユルゲン・アーレントのオルガンを使用いたします。ご自宅で大切に用いられていたチェンバロを、私たちの研鑽のためにとご寄贈くださいました。先生の想いが息づくこれらの名器とともにアンサンブルを紡ぐことは、私たちの想像力と表現をいっそう豊かに広げてくれます。

この演奏会が橋本先生への感謝と敬意を捧げるひとときとなりますよう、心を込めてお届けいたします。(2026.2.24)

チラシはこちらから