聖グレゴリオの家

青少年のための夏期音楽セミナー「プロフェラムス・ユビロ」が盛会のうちに終了いたしました。入学前のお子さんから高校生までの音楽家の皆さんが集まり，聖グレゴリオの家の聖堂で半日を過ごされました。演奏会の前には，休憩をはさみながら，グレゴリオ聖歌やコラールなどに脈々と流れる「詩編を歌う伝統」についてのお話，ラテン語の成り立ち・特徴・発音・詩脚のしくみについてのお話をお聞きし，続いて合唱練習がありました。あっという間に3時間が経ち，いよいよ演奏会。オルガンの新妻由加さん，中澤美帆さん，ソプラノの又吉佑美さんらプロの演奏家の皆さんとともにステージへ。「チェロ協奏曲 RV410 第一楽章」（A.ヴィヴァルディ），「レクイエム」「来たりませ，聖霊」（N.ヨンメッリ），「神は我らの避け所」（M.R.ドラランド）の全4曲を演奏してくださいました。とてもアットホームで温かい音楽。まるでバロック時代の音楽一家が遊びに来てくださったようでした。主宰の山野辺先生をはじめ出演者の皆さま，スタッフの皆さま，お疲れさまでした。また来年，お待ちしております！