「徳岡めぐみオルガンリサイタル」のご報告

2018年10月20日(土)午後3時より開催された「徳岡めぐみオルガンリサイタル」(主催:聖グレゴリオの家賛助会)は盛況のうちに終了いたしました。

ムッファト(Georg Muffat, 1653-1704),スウェーリンク(Jan Pieterszoon Sweelinck, 1562-1621),シュリック(Arnolt Schlick, ca. 1460 – nach 1521),ブルーナ(Pablo Bruna, 1611-1679),バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)といったバロック時代の作品を中心に,彼らを継承しつつ独自の音楽へと昇華させたブラームス(Johannes Brahms, 1833-1897)の作品を加えたプログラム。豊かな楽想と確かなストップ選択で,聖グレゴリオの家のアーレント・オルガンの魅力をたっぷりと引き出してくださいました。まさに圧巻の演奏でした。

アンコールには,「そろそろ「夕焼け小焼け」の町内放送が流れてくる頃だそうですが」と前置きなさった上で,バッハの「最愛なるイエスよ,われらここに集いて」(BWV730-731)を弾いてくださいました。み教えによって魂があなたのみもとに引き寄せられますようにと願うコラールは,まさにキリスト教の「夕焼け小焼け」だとも思われ,温かな光に包まれるような演奏に深く感銘を受けました。徳岡先生,ありがとうございました!