第37回・教会音楽科修了演奏会のご報告(2019/06/23 sun)
2019年6月23日(日)午後2時30分より,第37回となる2018年度の「教会音楽科修了演奏会」が開催されました。当日は大勢のお客様がご来場くださり,本科6名,専攻科3名,合わせて9名の修了生の学びの成果をお聴きいただきました。
プログラムは,在校生も含めた合唱(モーツァルト作曲「ミサ・ブレヴィス」より「キリエ」「グローリア」)で幕を開けました。引き続き,6名の本科修了生がそれぞれ,バロックの宗教声楽曲とオルガン演奏を披露,ヴァルター,パッヘルベル,J.S.バッハの作品のほか,O.メシアンの「羊飼いたち」(「主の降誕」第2曲)といった現代曲も演奏されるなど,趣向を凝らしたプログラムとなりました。本科生の演奏の後は,休憩をはさんで専攻科生3名の演奏。専攻科生にはバロック期の声楽に加えグレゴリオ聖歌の演奏も課せられます。今年は Suscepimus(主の奉献・入祭唱)Qui confidunt(四旬節第4主日・詠唱)Unam petii(聖家族・昇階唱)が歌われました。オルガン曲は,メンデルスゾーンの「前奏曲とフーガ ト短調」,ブクステフーデの「パッサカリア」,リューベックの「プレアンブレム」がそれぞれ演奏され,アーレントオルガンの美しい音が聖堂いっぱいに響きわたりました。
演奏会の後,修了証と教会音楽家C証書の授与式が行われ,会場からは修了生の方々に惜しみない祝福の拍手が送られました。橋本周子所長は,挨拶のなかで,修了生の方々の労を労われ「今後とも宗教音楽に対する畏敬の念を抱きつつ,それぞれの場で奉仕の役目をお果たしください」と激励の言葉を述べられました。
修了生の皆さん,心からお祝い申し上げます!