「創立40周年感謝ミサ」ならびに「大聖グレゴリウス勲章」受勲のご報告(2019/09/29 sun)

2019年9月29日午後4時より,タルチシオ菊地功カトリック東京大司教を主司式にお迎えし,聖グレゴリオの家の創立40周年感謝ミサを執り行いました。ヤコブスベルク修道院の宣教ベネディクト会士で聖グレゴリオの家理事長のペトルス・ラバヌス神父もドイツから参列いたしました。日頃から聖グレゴリオの家でミサをささげてくださる神父様方をはじめ,多くの恩人の方々にもご列席賜り,ご一緒に40年の年月を神に感謝し,ともに創立の記念日をお祝いすることができました。

説教のなかで菊地大司教様は,フランシスコ教皇の言葉を引用し,みことばの宣教と,祈りの心に満ちた典礼と,愛の行いとが一体となって教会が成り立っていることを指摘なさいました。そのうえで,聖グレゴリオの家の40年の働きを労ってくださり,同時に,創立者ゲレオン・ゴールドマン神父がこの家のために立てたモットー「祈り,研究,教育」を胸に,引き続き,祈りのうちに典礼音楽を通して福音宣教に努めるよう励ましてくださいました。

ミサの終わりに,当宗教音楽研究所所長 橋本周子が,ローマ教皇フランシスコより「大聖グレゴリウス勲章 Ordo Sancti Gregorii Magni」を受勲したことが理事長から報告され,証書が手渡されました。大聖グレゴリウス勲章はローマ教皇から授与される騎士団勲章5つのうち1つで,カトリック教会への顕著な功績のある人物に贈られる勲章です。勲章名にある「グレゴリウス」はローマ教皇 聖グレゴリウス1世(在位590~604年)を指します。「グレゴリオ聖歌」「聖グレゴリオの家」の名称も,この「大グレゴリウス」に由来しています。

今回の受勲は聖グレゴリオの家宗教音楽研究所にとりましても大変名誉あることと受けとめ,これまでお支えくださいました皆様に感謝をもってご報告する次第です。