「教会音楽科 特別講義」のご案内(2020年2月・3月)

教会音楽科特別講義のご案内

「細川ガラシアの時代の典礼音楽—楽劇 Mulier Fortis の背景」

日時: 2020年2月27日(木)10:15 ~12:30(終了予定)
場所:聖グレゴリオの家 ハッチハウス 音楽広間
講師: 田中裕先生(上智大学名誉教授)
※ 当日事務所にて受付(聴講料1,650円)。

~講師の先生より~
楽劇 Mulier Fortis はウイーン・ハプスブルグ家の皇帝レオポルド一世の前で初演されました。今回は,その時代の背景—日本と西欧の文化交渉,ルネッサンス・バロック時代の教会典礼と音楽・演劇の結びつき—を知ることをめざします。
講義は,当時の典礼音楽をCD録音で聴きます。皇帝レオポルド一世は藝術のパトロンであるにとどまらず,本人自身が優れた作曲家でもあったので,彼の最初の后妃マルガリータ(ベラスケスの名画やラベルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」で良く知られている)の死を悼んで作曲した鎮魂ミサ曲(missa pro defunctus)を聞きながら,当時のレクイエムの上演様式についても考察します。また,Mulier Fortis という音楽劇の題名が,現代でも聖務日課で朗読される旧約聖書ラテン語訳「箴言」に由来することに着目して,この音楽劇と聖書と典礼の三者が,どのようにして一つに統合されていたかを考察します。


【2020年3月3日 お知らせ】下記の教会音楽科特別講義はすべて中止となりました。

「マリア,救いの歴史の「小宇宙(microcosm)」:天地創造から「完成」の日まで,「天のエルサレム」への旅の中で〜「Redemptoris Mater(あがない主の母)小聖堂」(バチカン)のモザイクを観想しながら〜」

日時:2020年3月11日(水)・12日(木)いずれも 10:15 ~12:30(終了予定)
場所:聖グレゴリオの家 聖堂
※場所はハッチハウスではなく聖堂です。お詫びして訂正いたします。

講師:Sr. 岡立子(けがれなき聖母の騎士聖フランシスコ修道女会)
※ 2日間の連続講義です。当日事務所にて受付(聴講料1,650円)。聴講料は1日ごとに申し受けます。


「特別講義 オルガン学 I 基礎編:オルガンの構造とレギストレーション」

日時:2020年3月11日(水)13:30~15:30
※講義開始は13:30です。お詫びして訂正いたします。
場所:聖グレゴリオの家 聖堂
講師:菅哲也(本科講師,国際基督教大学オルガニスト)

「特別講義オルガン学 II メンデルスゾーンのオルガンソナタについて」

日時:2020年3月12日(木)13:30 ~15:30
※講義開始は13:30です。お詫びして訂正いたします。
場所:聖グレゴリオの家 聖堂
講師:菅哲也(本科講師,国際基督教大学オルガニスト)

※ 当日事務所にて受付(聴講料1,650円)。聴講料は1日ごとに申し受けます。


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