【お知らせ】第41回教会音楽講習会と新理事長就任記念講演会(10/26, 27)
第41回教会音楽講習会 10月26日(土)~27日(日)
「典礼とともにグレゴリオ聖歌を学ぶ」~セミオロジー(古楽譜記譜法解読解釈)が伝えること~
キリスト教会は昔から、「週の初めの日」、弟子たちが復活のイエスに見えることのできた喜びの日に集まり、その集いのなかに主イエスのおられることを信じて、聖書のみことばを味わい「主の晩餐」を守ってきました。この典礼集会は、1年を通して「主日」(日曜日)ごとに続けられましたが、次第に主の過越祭である復活祭と、教会の誕生祭である聖霊降臨祭を中心に、年間の典礼暦が整えられるようになりました。
今回の講習会では、「年間」と呼ばれる期間に焦点をあて、講習会の2日目、10月27日(日)の「年間第30主日(B年)」の典礼をご一緒に学んでまいりたいと思います。この日のミサで歌われる固有唱は、中世以来、「聖霊降臨後第21の主日」のミサで歌われてきました。いずれも神への信頼に満ちた聖歌です。わたしたちはこれらのグレゴリオ聖歌のネウマ譜から、汲みつくすことのできない豊かな内容を中世の人々とともに味わうことになるでしょう。なぜならネウマ譜は、湧き出でる泉のように彼らの聖書の黙想から溢れ出た歌を書き留めた記号だと思われるからです。また、ご一緒に晩課もお祈りいたします。かの日のエマオの弟子たちのように、わたしたちも主日の晩に主イエスにお願いいたしましょう。「一緒にお泊まりください。そろそろ夕方になりますし、もう日も傾いています」と。
2日間のグレゴリオ聖歌の学びを通して、みことばに親しみ、典礼のなかでみことばを歌う喜びをともにすることができますように。
聖グレゴリオの家理事長 西脇 純
【講義内容】
① グレゴリオ聖歌入門 その発祥と歴史について、ミサ通常唱(Kyriale)の練習
② セミオロジーによるネウマ譜の読み方とその実践(テキスト:年間第30主日のミサ、聖務日課の中から)
③ グレゴリオ聖歌による聖務日課、ミサ
④ 講義「聖書のことば、聖歌のことば:年間第30主日の聖歌に寄せて」
当日のスケジュールなどの詳細はチラシをご覧ください。
チラシはこちらをご確認ください。
【募集要項】
◆受講料 〈全日参加〉一般 16,000円、 賛助会、友の会 14,000円
〈1日参加=26日〉 一般 12,000円 賛助会・友の会 10,000円
〈1日参加=27日 〉一般 6,000円 賛助会・友の会 5,000円
*いずれも食事代は含まれません。
*10月27日15時からの【西脇純 就任記念講演会】の費用も含まれます。
申込書はこちらをご確認ください。
写真は2019年の教会音楽講習会のもの
西脇純 理事長就任記念講演会
「キリストによって キリストとともに キリストのうちに」
講演のタイトルにはミサ奉献文の結びの栄唱を選びました。典礼のなかで歌うわたしたちの心のありようを最も的確にあらわしているように思われるからです。キリスト教会は昔から,新約聖書はもちろんのこと,旧約聖書のなかにもキリストの声を聞き取ってきました。ですから聖書,たとえば詩編を歌うとき,「キリストによって キリストとともに キリストのうちに」うたうわたしたちの賛美となるのです。グレゴリオ聖歌はそのようにして歌い継がれてきた聖歌です。その魅力を皆さまとご一緒に分かち合いたいと思います。
聖グレゴリオの家理事長 西脇 純
10月27日(日)第41回教会音楽講習会を締めくくる13時30分からのミサ終了後、15時から西脇純理事長による就任記念講演会を開催します。
教会音楽講習会を申し込まれた方は記念講演会を聴講することができます。
記念講演会だけをお聞きになりたい方は、
※事前に電話、ファックス、メールで、お名前、連絡先、メールアドレスをお書きになり事務室までご連絡ください。
受講料は、一般の方は2,000円、賛助会・友の会会員の方は1,500円です。
記念講演会のチラシはこちらをご確認ください。