第23回 文化の継承—聲明「海霧讃歎」と平曲「大地震」—のご案内

第23回 文化の継承
聲明「海霧讃歎」と平曲「大地震」

 2011年3月11日の東日本大震災の大津波によって犠牲になられた女性が生前に詠まれた歌「海霧にとけて我が身もただよはむ川面をのぼり大地をつつみ」。まるで自分の死を予感されたようなこの歌に心打たれた宮内康乃氏によって作曲された祈りの声明曲「海霧讃歎」。1185年3月平家が西海に沈み上下安堵した直後の7月,京の都は大地震にみまわれた。「平家物語」は,鴨長明の「方丈記」を引用しその惨状を語る。今回の「文化の継承」では,鎮魂の歌と語りを聴いていただきます。

 ◆ 聲明:「海霧讃歎」(宮内康乃 作曲)
出演:迦聲研(小路耕徳,斉藤説成,沼尻憲尚,戸部憲海)

◆ 朗読:「方丈記」より 元暦の大地震
出演:児玉朗(かたりよみ研究所主宰)

◆ 平曲:「大地震」平家物語巻之十二
出演:新井泰子(前田流平家詞曲相伝) 

お話:新井弘順,宮内康乃

日時:2018年11月18日(日)15時開演
場所:聖グレゴリオの家聖堂
入場料:一般:2,000円/友の会・賛助会員:1,500円

お申し込み・お問い合わせはチラシをご覧ください。