聖グレゴリオの家のクリスマス!


12月24日(火) 23時15分 クリスマス・ミニコンサート〈入場無料〉
12月25日(水) 00時00分(24日の深夜) 主の降誕 夜半のミサ
12月25日(水) 17時00分 子供のためのクリスマス・オペレッタ「星の王子さま」〈入場無料〉(献金あり)/演出・指導:飯塚ようこ/オルガン:金井葉子/監修:橋本周子
12月28日(土) 18時00分 降誕節の音楽晩課

主の降誕 夜半のミサ 入祭唱
「Dominus dixit 主はわたしに仰せになった」
(Cod. Sang. 339, pag. 42, 10世紀頃)


アドヴェント・クランツの4本のろうそくの灯りも日曜日ごとに増えてゆき,刻一刻と,主のご降誕の喜びが近づいています。

聖グレゴリオの家のクリスマスは,24日の晩,午後11時15分の「クリスマス・ミニコンサート」(無料)にはじまり,小さな休憩ののち,グレゴリオ聖歌とパイプオルガン演奏で祝われる「主の降誕 夜半のミサ」(深夜ミサ)が続きます。文字通り「しずけき真夜中」に祝われる平安と静謐に満ちたクリスマスです(「しずけき真夜中」はミサの最後に歌われます)。ミニコンサートとミサ,ともにどなたでもご参加いただけますので,お誘い合わせのうえお越しください。ミサ後は,ロビーにてあたたかい紅茶とお菓子のおもてなし。ドイツ製の木彫りのクリッペ(カッセル地方の伝統工芸品です)をゆっくりご鑑賞しながら,ご歓談ください。

25日の午後5時からは,オペレッタ教室に通う子供たちによるオペレッタが上演されます。今年の演目は有名な「星の王子さま」。ぜひお楽しみに。28日の午後6時からの「降誕節の音楽晩課」は,この一年への感謝の祈りとしてささげられます。年の瀬の慌ただしい時期ですが,お祈りのひとときをぜひご一緒ください。


聖グレゴリオの家で歌われる「もみの木 O Tannenbaum」は,よく知られたあの明るい旋律ではなく,深津文雄牧師(1909-2000)が1953年に発行した『こども聖歌集』に収載されている聖歌です。ドイツ・ウェストファーレン州に伝わる16世紀の民謡がもとになっています。

1.
もみのきもみのき
みどりのえだ
ふゆも なつも
みどりのえだ

2.
どうしていつでも
みどりのえだ
ちちも ははも
いまさぬみに

3.
すくすくみごとな
みどりのえだ
かみにまもられ
みどりのえだ
(訳詞:深津文雄)

この聖歌に「極彩色のクリスマスにともにおどれぬ孤独な魂もこの歌には慰められよう。」と添え書きした深津文雄牧師は「底点志向」の理念と「かにた婦人の村」の創設で知られています。