【追悼】クラウディウス(・フランツ)・バルス OSB神父

ドイツ・ミュンヘン郊外にあるザンクト・オッティリエン修道院のミッション・ベネディクト会士であるクラウディウス・バルス OSB神父が1月8日に逝去されました。謹んで哀悼の意を表します。

クラウディウス神父は1991年にザンクト・オッティリエン修道院の修道院長に任命されました。その後さまざまな経歴を重ねてきましたが、2014年に修道院長、翌2015年に黙想の家の指導をそれぞれ辞任していました。

クラウディウス神父は、聖グレゴリオの家にとって、とても大切な存在でした。また2013年から18年まで5年間理事長を務めて私たちを霊的にも豊かに導いてくださいました。特に、聖グレゴリオの家には「オブラーテOblaten」と呼ばれる、献げられた者、贈られた者というもともとの意味を持つ献身者のグループ(共同体)があります。聖ベネディクトの戒律として知られる「Ora et labora 祈れ、働け」に倣い、「日々神を探し求め」キリストに従って生活することを誓っています。修道院ではなく日常の生活のなかで、神の声に耳を傾け、神の招き、神の要求する声を聴きながら生活している群れです。

聖グレゴリオの家は、ドイツにあるミッション・ベネディクト会ザンクト・オッティリエン修道院のオブラーテ共同体から定期的に霊的な指導を受けており、現在38名のオブラーテが名を連ねています。1997年に第1回誓願式が行われて以来、2001年からは定期的に修道院長をお迎えしてきました。クラウディウス・バルス神父は2018年までオブラーテ共同体の指導司祭として聖グレゴリオの家に足を運んで下さいました。

クラウディウス神父の葬儀ミサ(レクイエム)は1月13日(土)10時30分から、ザンクト・オッティリエン大修道院でヴォルフガング・エクスラー大修道院長の司式により執り行われました(写真)。

このミサの模様は下記URLのYouTubeでご覧いただけます。

https://youtu.be/G7VrCujEwJg?si=vsHfyxTvdDdBBrZY

同じ時刻に、聖グレゴリオの家では聖務日課の晩課が行われており、特にオブラーテ共同体のために尽力してくださったクラウディウス神父を追悼しました。


ザンクト・オッティリエン修道院から聖グレゴリオの家に届いたクラウディウス神父を偲ぶ追悼文には次のように書かれていました。

「クラウディウス・バルス神父は天国について説教するのが好きでしたが、期待を胸に、1月8日の昼過ぎ、静かにその天国に帰って行きました。彼は病気で衰弱していたにもかかわらず、最後まで完全に意識を保ち、 いつものように機知に富んでいました。 昔から精力的で、陽気な人道主義者で、思いやりに満ちていました。 同僚や他の人々がいつでも相談できる雰囲気をただよわせていました。(中略)2023年10月には、彼は修道院の診療所への移動が必要になりました。 そこで彼は別れの準備を集中的に行いました。 そして具合にについて尋ねられると、彼はいつも聞いた人をなだめるような様子で明るく、「天国に行くよ!」と答えました」。


♰クラウディウス(・フランツ)・バルス OSB神父(1942 年 5 月 24 日 – 2024 年 1 月 8 日)

葬儀と埋葬:聖オッティリエン修道院教会でのレクイエムによる葬儀と埋葬 2024年1月13日10:30~

聖オッティリエン大修道院長ヴォルフガング・エクスラーと修道院内居住者によって


クラウディウス・バルス神父を偲んで・・・・